PHC杭を地表面から、約29m以深の支持層まで施工して、建物が強固に支えられています。
Structure - 構造
杭基礎
コンクリートの耐久性
セメントの乾燥時の収縮によるひび割れや鉄筋への錆の発生を防ぐために、セメントに対する水の比率を50%以下に抑えることで耐久性が向上しています。
コンクリートの強度
コンクリート設計基準強度は、約24~30N/mm²になります。1m²あたり約2,400~3,000tの圧縮力に耐える強さを示しています。
溶接閉鎖型フープ筋
柱の部分には、溶接閉鎖型フープ筋が採用されています。通常のフープ筋に比べて、地震時に加わる力に対して粘りが発揮されます。
かぶり厚
鉄筋が劣化する原因となるコンクリートの中性化を遅らせるために、日本建築学会JASS5の数値に基づいたかぶり厚が確保されているため、鉄筋を末永く守ります。
ダブル配筋
主要な床や壁は、鉄筋を二重に組み上げるダブル配筋が採用されています。シングル配筋と比較して、高い強度と耐久性が発揮されます。
外壁
外壁部分のコンクリートの厚さは、約160mm以上が確保されています。これにより外部との遮音性を高めて、快適な住環境が実現しています。
戸境壁
戸境壁を乾式耐火遮音型としています。これによって住戸間の遮音性が高められ、プライバシー性が確保されています。
間仕切り壁の遮音対策
水廻り~居室の間の壁及び、主寝室~他の居室の壁の片側にはプラスターボードを二重に貼りにして、遮音性に配慮されています。
スラブ厚
上下階間の遮音性向上のために、スラブ厚は約200mm以上が確保されています。生活音の伝わりを抑えるように配慮されています。
二重床・二重天井
コンクリートスラブと仕上げ材の間に空間が設けられた二重床・二重天井構造が採用されています。将来のリフォーム時などに、高いメンテナンス性が発揮されます。
さや管ヘッダーシステム
住戸内に使用している給水・給湯配管には、さや管ヘッダーシステムが採用されています。耐久性やメンテナンス性に優れています。
パイプスペースの遮音対策
排水堅管に遮音シートを巻いて、流水音が抑止されています。また、集合管継手を用いて排水をスムーズにしています。
※該当箇所:キッチン・洗面室・浴室・トイレからの排水堅管パイプスペース。
複層ガラス
窓ガラスは、断熱性を高めた複層ガラスが採用されています。室外の温度変化による影響を軽減して、冷暖房効率を高めます。
床の衝撃音対策
LL45、LH50のフローリングを使用して、スプーンなど小さな物の落下音「軽量衝撃音(LL)」にも、足音などの「重量衝撃音(LH)」にも対策が施されています。
※イラストはすべて概念図であり、実際とは異なる場合があります。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。