白金ザ・スカイ 構造

地震エネルギーが建物に作用すると、建物の柱や梁などがそのエネルギーを負担し、損傷を受けます。そのため地震エネルギーを吸収する制震装置を建物内部に設置し、地震のダメージを軽減する「制震構造」が採用されています。
※東棟及び西棟のみが制震構造となります。

エネルギー吸収性能が高い低降伏点鋼により制震効果を得る鋼材ダンパーが採用されています。

水飴状の粘性体を封入した装置で地震エネルギーを吸収する仕組みになっています。

構造架構の多くに、あらかじめ工場で製造した鉄筋コンクリート部材を用いるプレキャスト（PCa）工法が採用されています。寸法誤差が少なく精度の高い施工が可能なため、構造架構の多くにプレキャスト工法が採用され、高精度な柱と梁を実現しています。

コンクリートは空気に触れると外側から徐々に中性化するため、中性化が鉄筋に至ると錆が発生して耐久性を損ないます。そこで、構造体コンクリートについては、鉄筋を覆うコンクリートのかぶり厚を適切な寸法とすることで耐久性が高められています。

主要な柱の鉄筋には、最大約41mmという太さの主筋が採用されています。さらにフープ筋※には、地震により大きな変形が生じた場合でも耐力低下が小さい、せん断補強筋が採用されています。これらの鉄筋により柱の耐震性が向上されています。
※高強度せん断補強筋を使用。

住戸内に上下に貫通している堅配管を、住戸外に設置することで室内の制限が無くなりメンテナンスしやすい設計となっています。
※コーナー住戸除く。

将来的な間取りの変更やメンテナンスに対応しやすい二重床・二重天井が採用されています。床下・天井内に、スラブ埋込配管に比べ十分な配管配線スペースが確保されています。

各居室の開口部には、現地で測定した外部騒音データに基づいてT-2等級、またはT-3等級相当の防音サッシが採用されています。

厚さ約260mmのコンクリート壁に匹敵する空気伝搬音に対する遮音性能を持ち、多くの超高層マンションに使用された実績をもつ、乾式耐火遮音壁が採用されています。

上下階からの生活音や振動の伝わりに配慮して、住戸の床スラブ厚は約300mm以上が基本となっています。
※東棟の36階から45階までのタワーパーキング上部吹抜けに面する部分を除く。

東棟・西棟の基礎は、地表面から約8m以深程度から頑強で良質な地盤となっているため、地表面から約10m以深を基礎底レベルとした建物の底面全体にスラブを設けて建物を支える構造の直接基礎によるマットスラブ工法が採用されています。広い底面で建物の荷重を分散させることにより、安定した基礎が実現されています。

柱、梁、主要な壁などの構造躯体に使用される材料に主に着目し、コンクリートの水セメント比を抑えたり、かぶり厚を確保するなど劣化を軽減する対策の程度を評価して等級で表示した劣化対策等級において、最高等級3が取得されています。

※上記の内容は分譲当時のHP・パンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。