「Brillia Grande みなとみらい」が採用している制震構造は、横浜ランドマークタワーなどでも用いられている先進のタワー構造となっています。たとえば、定期的なメンテナンスが必要な免震構造と比べても、制震構造は基本的にはメンテナンスが不要であるなどのメリットを持っているのが特長です。これにより、地震時の防災に力を発揮するだけでなく、メンテナンス費用の負担も軽減することができます。
〇低降伏点パネル
低降伏点鋼とは、従来の構造用鋼材に比べて小さな力で変形し、地震のエネルギーを効果的に吸収する新しい材料のことです。
〇444基の制震間柱
「Brillia Grande みなとみらい」では、制震間柱を合計444基(パークフロント・オーシャンフロント共に222基ずつ)設置しており、マンションの破損を防ぎます。
Structure - 構造
地震の揺れを軽減する「制震構造」
制震間柱
「Brillia Grande みなとみらい」の制震構造は、低降伏点鋼制震パネルと呼ばれるエネルギー消費部材を組み込んだ制震間柱を骨組み内に設置し、地震時の揺れを抑え、建物の梁や柱の損傷を防ぐものです。
高強度コンクリート
「Brillia Grande みなとみらい」は、一般のマンションコンクリート設計基準強度を超えるスペックをもつコンクリートが採用されています。特にタワーマンションの構造上、より強度が求められる低層部(1~10階部分の柱)には、1 あたり約6,000tの力にまで耐えることができる高強度コンクリートが採用されています。その結果、建物全体としてより強固で高い耐久性を持つ鉄筋コンクリート造(一部除く)となります。
基礎杭による強度と耐久性
「Brillia Grande みなとみらい」の建物は、地表から深さ43~51m、長さ34~42m、直径2,000mm~2,600mm、先端の直径を約1.5倍に拡張したアースドリル拡底杭工法の鉄筋コンクリート杭が設けられています。しっかりとした基礎を打ち込むことで、タワーマンションの耐震上のより高い安定化が図られています。
二重床・二重天井・スラブ厚
スラブ厚約325mm(2階のみ250mm)が確保され、その上に遮音性の高いLL-45等級のフローリングが採用されています。遮音性を高めつつ、間取りの変更や将来のリフォームに対応する二重床・二重天井となります。
戸鏡壁
戸境壁には、日本建築学会が定める遮音性能TLD56をクリアした「耐火遮音ボード壁」が採用されています。遮音性はもちろん、耐火性にもすぐれた部材として、日々の暮らしにより確かな静寂性と安全性をもたらしています。
S&I工法
S&I思想による工法で、建物のSkelton(スケルトン=構造躯体)とInfill(インフィル=給排水などの設備機器および建物造作)が明確に分離され、共用配管のメンテナンスや更新が考えられた住宅となっています。この工法では、通常は住戸内にあるパイプシャフト(共用排水竪管)が、まとめて共用廊下側に配置されています。水まわりを含むプラン変更や将来のリフォームの自由度を高めるとともに、他の住戸の排水が通らないため、静音性も向上しています。また、大規模修繕時やメンテナンスの際にも、住戸内での工事が大幅に減ります。
エアタイトサッシュ
外部からの音を軽減するため、各住戸の窓には気密性、防音効果に配慮したエアタイトサッシュが採用されています。野外の騒音などからお部屋の中の静けさを、しっかりと守っています。
ペアガラス
2枚のガラスの間に空気層を設け、断熱性を向上するペアガラスが採用されています。結露の発生を低減する効果に加え、冷暖房効果を高めるので省エネにも役立っています。
シックハウス対策
近年話題となっているシックハウス症候群に対応し、居住者の健康に配慮され、フローリング材には低ホルムアルデヒドタイプ(F☆☆☆☆)が採用されています。また、クロスの接着剤にはホルムアルデヒドを含まないものが使用されています。
Safety - 防災
災害に強い安心な都市空間を整備
みなとみらいでは、耐震対策、地盤整備など、災害に強い快適な都市空間の創造が進められています。地震災害時に、市民の生活関連物資等をスムーズに供給する「内貿バース」。災害発生時に巡視船舶や航空機を運用するスペースとなり、被災者の救援活動を行うための「横浜海上防災基地」。災害などの非常時に必要となる飲料水を貯留するための「災害用地下給水タンク」などがあります。
耐震玄関ドア枠
玄関扉の枠は、地震によって変形することがあり、扉が開かなくなってしまうことがあります。そんな事態を防ぐため、扉と枠の間に十分なクリアランスが確保され、万一の際、玄関からの脱出を可能にしています。
ホバリングスペース
万一の非常時に備えて、タワー屋上にヘリコプターのホバリングスペースが確保されています。高層階からの救出・救援にも迅速に対応できるよう準備されています。
災害時対策
オーシャンフロントタワーB1Fには、非常時に必要となる備品等を保管した防災備蓄倉庫が設置されています。
漏電予防
漏電による火災を防ぐために、各住戸には漏電遮断器が設置されています。例えば、電源コードが家具などに挟まれて劣化した場合、ショートする恐れがあります。このような際にも、瞬時にブレーカーが遮断し、漏電火災を未然に防止します。
自動着床装置付きエレベーター
エレベーターには、一定規格の地震発生時には最寄りのフロアに止まる、自動非常停止装置が設置されています。また、エレベーター内に閉じこめられた場合にも、エレベーター会社や防災センターへ通報できる非常用通話ボタンを設け、万一の際に迅速に対応できるよう配慮されています。
自家発電
タワー地下に自家発電機室が設置されています。防災設備の電源用として4時間は自家発電が可能となります。
住戸用スプリンクラー
高層マンションならではの防災対策として、15階以上の住戸には、スプリンクラーが設置されています。火災が発生すると、放水ヘッドから自動的に散水され、火災を消火します。
※イラストはすべて概念図であり、実際とは異なる場合があります。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。