―さらなる安心を追求した免震構造―
ノースレジデンスには基礎免震、サウスレジデンスには中間免震が採用されています。通常時は建物をしっかりと支え、地震時にはしなやかに変形する免震層が揺れを吸収します。
―強固な地盤&構造―
住まいの快適さも、様々な便利な共用施設もすべては、堅牢な建物とその土台があってこそ。プレキャスト工法や高強度コンクリートなどを用いて、芯から強い建物に加え、建物を支える杭を支持層に到達させることで、永きにわたって安心を届ける構造が実現されています。
―劣化対策等級 最高等級3―
劣化対策等級とは、柱、梁、主要な壁などの構造躯体に使用される材料に主に着目し、 コンクリートの水セメント比を抑えたり、かぶり厚を確保するなど劣化を軽減する対策の程度を評価して等級で表示したものです。最高等級3では「通常想定される自然条件及び維持管理の条件の下で3世代(おおむね75年〜90年)まで、構造躯体等に関わる大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸長するため必要な対策が講じられている」が求められます。
Structure - 構造
免震構造
「長周期・長時間地震動」対策
近年の地震に関する研究により、大地震で震源から離れた場所に数秒〜十数秒周期のゆっくりとした揺れが長時間にわたり伝わる「長周期・長時間地震動」についての対策が必要との認識が高まっています。「Brillia Towers 目黒」では長周期・長時間地震動の影響を考慮した、3種類の免震装置の組み合わせが採用されています。
強固な支持層に安定させる杭構造
将来的にも沈下の恐れが少ない、N値60以上という極めて硬い支持層まで杭が打設されていることで、建物の巨大な重量が支えられ安定します。また大きな重量を支える杭は、杭径を最大約4mまでスカート状に拡大する拡底杭が採用され、支持層へ伝達する重量が分散されることにより、より安定した基礎が築かれています。
積層ゴム支承
天然ゴムと鋼板を重ね加硫接着した装置。構造体同士をつなぐ役目を持ち、建物の重量を支えながら水平方向に柔らかく動いて地震時の揺れが直接建物に伝わらないようにします。
オイルダンパー
シリンダにオイルを充填した装置。建物の揺れに合わせてピストン運動をすることで地震のエネルギーを吸収し、過大な変形を抑える働きがあります。
弾性すべり支承
すべり材が平滑な面を滑る免震装置。一般的に高さが低い積層ゴムの片面をすべり面とし、中小地震時はゴムの変形で吸収。大地震時は全体が滑ることで地震のエネルギーを吸収します。
耐震性をより向上させる強靭な躯体
主要な柱の鉄筋には、最大約41mmという太さの主筋が採用されています。さらにフープ筋*には、地震時により大きな変形が生じた場合でも耐力低下が小さい、鉄筋の継ぎ目を溶接した溶接閉鎖型せん断補強筋が使用されています。これらの鉄筋により柱の耐震性がより向上しています。
*高強度せん断補強筋が使用されています。
洪積層の中でも特に強固な支持地盤
東京の地盤は、主に沖積層と呼ばれる比較的やわらかい地盤と、その下に位置する硬く安定した洪積層と呼ばれる地盤から成ります。「Brillia Towers 目黒」の杭は、洪積層の中でも特に強固な東京礫層を支持地盤としています。
高精度なプレキャスト工法
工場で製造した鉄筋コンクリート部材を用いるプレキャスト(PCa)工法。寸法誤差が少なく精度の高い施工がされています。「Brillia Towers 目黒」では構造架構の多くにプレキャスト工法が採用され、高精度な柱と梁が使用されています。
※建物低層部および地下部は在来工法となります。
耐久性を高めるかぶり厚
コンクリートは空気に触れると外側から徐々に中性化するため、中性化が鉄筋に至ると錆が発生して耐久性を損ないます。「Brillia Towers 目黒」の構造体コンクリートについては、鉄筋を覆うコンクリートのかぶり厚を適切な寸法とすることで耐久性が高められています。
高強度コンクリート
設計基準強度は日本建築学会の建築工事標準仕様書(JASS5)により、100年は大規模な補修が不要と予想されるコンクリートの耐久設計基準強度30N/mm²をクリア。建物を支える柱・梁・床に30N/mm²以上の強度のコンクリートが使用されています。また大きな荷重を支える低層部の主要の柱では最大で120N/mm²(約12,000t/m²)の荷重に耐える高強度コンクリートが使用されています。
※一部、鉄骨による構造架構部分があります。
スケルトン・インフィル
構造体(スケルトン)と、住戸内の内装(インフィル)を明確に分離するのが「スケルトン・インフィル」の発想。
共用部竪配管や二重床・二重天井とすることで、点検・メンテナンスがしやすい設計が採られています。
「Brillia Towers 目黒」は、家族の成長や家族構成の変化に応じて住戸内を変えられる柔軟性を持ち、安心して永く住み続けることのできる住まいとなっています。
共用部竪配管
住戸内に上下に貫通している竪配管を、住戸外に設置することで室内の制限が無くなりメンテナンスしやすい設計となっています。
二重床・二重天井
将来的な間取りの変更やメンテナンスに対応しやすい二重床・二重天井が採用されています。床下・天井内にも、スラブ埋込配管に比べ十分な配管配線スペースが確保されています。
開口部の音を軽減する防音サッシ
各居室の開口部には、現地で測定した外部騒音データに基づいてT-2等級、またはT-3等級相当の防音サッシが採用されています。
※T-3等級相当の防音サッシは一部、二重サッシとなります。
住戸間の乾式耐火遮音壁
住戸間には、厚さ約260mmのコンクリート壁に匹敵する空気伝搬音に対する遮音性能を持ち、かつ多くの超高層マンションでも使用された実績を持つ、乾式耐火遮音壁が採用されています。
床スラブ厚
上下階からの生活音や振動の伝わりに配慮して、住宅の床スラブ厚は約300mm以上が確保されています。
※3階床除く。
※イラストはすべて概念図であり、実際とは異なる場合があります。
※上記画像にはイメージ写真等が含まれており、実際の設備や現状とは異なる場合があります。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。