ブリリア有明シティタワーでは、錫(すず)ブラグ入り積層ゴム支承、天然ゴム系積層ゴム支承、オイルダンパー※などの免振装置が組み合わされることにより地面からの地震力が建物に伝わりにくい設計が取られています。また、基礎免振構造が採用されているため、1階部分から免震効果を受けることができます。
また、建物直下だけではなく、敷地全体に液状化対策が施されています。
免震装置の機能
①荷重支持機能:常時・地震時の建物が鉛直方向に支えられます。
②絶縁機能:免震層が水平方向に柔らかくされ、建物が長周期化されます。
③復元機能:台風や地震終了後に建物位置が元に戻されます。
④衰退機能:建物への入力エネルギーが吸収され、免震層の変形が抑えられます。
※オイルダンパーとは、減衰機能を保有し、地震による振動エネルギーを効率よく吸収することで揺れが軽減されます。
Structure - 構造
揺れが低減される免震構造
錫(すず)プラグ入り積層ゴム支承
荷重支持機能・絶縁機能・復元機能・減衰機能を保有。一般的な鉛プラグ入り積層ゴムと比べて大きい減衰性能が発揮されます。
天然ゴム系積層ゴム支承
荷重支持機能・絶縁機能・復元機能を保有。建物への地震力の伝達が軽減されます。
弾性すべり支承(低摩擦)
荷重支持機能・絶縁機能・減衰機能を保有。大地震時には、すべり材がすべり板を摺動する摩擦エネルギーにより地震力が吸収されます。
耐震構造、制震構造と免震構造との違い
免震構造
免震装置を組み合わせることで、地面から建物に伝わる地震力そのものが低減される構造です。
制震構造
建物の柱や梁、壁など躯体と制震装置により、地震の揺れが低減される構造です。
耐震構造
建物の柱や梁、壁など躯体そのもので地震に対抗することで揺れが吸収される構造です。
敷地全体に液状化対策
地震の揺れで地盤自体が柔らかくなる液状化現象。ブリリア有明シティタワーでは、建物の直下のみならず、インフラ部など敷地全体に液状化対策(静的締固め砂杭工法)が実施されています。
※液状化現象とは、地表付近で地盤を構成する砂や粘土には水が含まれていて、普段は一緒に混ざっていて硬い状態ですが、地震の揺れで砂と水が離れて液体のようになる状態です。
強靭な構造
■建物を安定させる61本もの杭
将来的にも沈下の恐れがない、N値50以上の強固な支持層がある地下約32mまで杭が打設。直径約1.2~1.8m、合計61本もの杭が、建物の巨大な重量を支え安定させています。
■杭頭半固定工法を採用
杭頭(杭と建物の接点)を半固定とすることで、地震時の損傷が抑えられる工法です。地震時の力が杭頭に集中し、建物基礎が損傷を受けることを防ぎます。
■有明周辺の地盤について
東京の地盤は、主に沖積層と呼ばれる比較的やわらかい地盤と、その下に位置する硬く安定した洪積層と呼ばれる地盤から成ります。ブリリア有明シティタワーでは、約GL-30m以深のN値50以上があらわれる強固な支持層まで61本の杭が打設されています。
高強度コンクリート
最大で70N/mm²(約7,000t/m²)の荷重に耐える高強度コンクリートが採用されています。建物の全ての柱・梁に30N/mm²以上の強度のコンクリートが使用されています。
水セメント比50%以下
ブリリア有明シティタワーでは、コンクリートの水セメント比(セメントに対する水の配合比)が50%以下に抑えられ耐久性に配慮されています。
(外構部分の一部を除く)
十分なかぶり厚を確保
鉄筋を覆うコンクリートの厚さ「かぶり厚」を適切な寸法とすることで耐久性が高められます。屋内の柱・梁で設計かぶり厚が約40mmとされています。
最大直径約38mmもの柱主筋
柱の鉄筋には、最大約38mmという太さの主筋が採用され、柱の耐震性が高められています。
溶接閉鎖型せん断補強筋
地震時により大きな変形が生じた場合でも耐力低下が小さい鉄筋の継ぎ目を溶接した溶接閉鎖型せん断補強筋がフープ筋肉に採用されています。
(一部高強度せん断補強筋を使用)
環境性能表示 オール★★★
ブリリア有明シティタワーは、東京都マンション環境性能表示制度において、建物の長寿命化をはじめ、すべての評価項目についても★★★と評価されています。
※イラストはすべて概念図であり、実際とは異なる場合があります。
※上記画像にはイメージ写真等が含まれており、実際の設備や現状とは異なる場合があります。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。